更新日:2021/08/10 投稿者名:eiyousitu
食事介助スキルアップ研修も今回で4回目
体験型研修として実施しております。
今回は、チップ(シリンジ)での食事介助を体験してもらいました。
チップ(シリンジ)での食事介助は虐待に当たる場合や
家族から見たらとんでもない光景で、不快感をあたえる場合があります。
ちなみにチップというのは注射器のような容器で
スプーンでは口を開けて下さらないご利用者に
差し込んで飲み込んでらいます。
そこで、どのような気分になるのか体験してもらいました。
あくまで個人的な意見ですが
私は思っていたより嫌じゃない。
写真の職員は、「私はダメ」と言ってました(顔が物語っていますが(笑))
むしろ、舌を上手く使えずに喉の奥まで飲み物などを運べない方については
シリンジにチューブを刺しこめば舌の上にうまいことのせれるのではないかと感じました
結局はスプーンで介助しても、飲み込みを確認せず無理やり押し込めば虐待ですが
一口ずつ嚥下したのを確認し、適量を介助すれば正しい食事介助となります。
ご利用者の状態を把握し、色々試した結果どうにもならない場合に
家族への説明と理解を得たうえで
胃瘻は希望しないが出来る範囲の延命を希望される場合には
食事介助の方法の一つなのかなと思いました。
今後も、給食委員の方と理解を深めていく研修を実施していければと思います。
コメント
チップでの食事介助は医療行為にならず、介護職員でも、行えますか。
看護師の指導や家族様の理解も必要ですか。
コメントありがとうございます。 管理栄養士の石塚です。
チップでの食事介助は、見る人によっては虐待行為だという場合があると思います。
そのため、家族への説明と理解・施設職員の理解は必要です。
またチップでの食事介助を受けているところを他の利用者家族が見た場合に、不快に感じる場合もあると思いますので
長寿園では入所時に、口を開けてくれない。または舌がうまく動かせず飲み込めない場合の対応として
チップでの食事介助を希望するか否かを確認しています。
ちなみに医療行為ではないので介護職員でも行えます